携帯端末

特開2016-6599

 

特許の概要

  近年、様々な分野で、ICカード又はこれに類した媒体を用いた非接触通信によるサービスが普及しています。例えば、交通機関では自動改札システム、デパー トや飲食店では電子決済システム、また、家屋の玄関や建物内の部屋のドアなどには電子錠システムが普及しつつあります。しかし、所有するICカードが多く なり、管理、持ち運び、取り出し等に手間や労力が増大してきています。
 特開2016-6599は、非接触通信によるサービスを複数享受する際のユーザの利便性向上を目的とした特許です。

 

*当社では、本特許の実用化をご検討いただける企業様を募集しております。

 

 

特許のポイント

 

  • 通常はICカードやそれに類する媒体とサービス提供者側の機能実行装置との間で無線通信によって実現される特定機能が、携帯端末と機能実行装置との無線通信により実現できる。この携帯端末では、非接触通信によるサービスを複数享受する際のユーザの利便性が向上できる。
  • 特定機能情報を、携帯端末が取得することで、その特定機能情報に対応した機能を登録することができ、携帯端末内の様々な種類の特定機能を登録することができる。
  • 機能実行装置から送信された情報要求、及びその情報要求に対して情報通信媒体から送信された特定機能情報をそれぞれ受信することで、該当する特定機能を容易に登録することができる。
  • 特定機能しては、交通系カード機能・電子マネー機能ポイントカード機能・電子錠機能・自動車用電子キー機能等が挙げられる。

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  • 特定機能を利用するには、腕時計にその特定機能を登録する必要がある。登録させたい特定機能に対応したアプリを腕時計にインストールする。そのアプリを起動させ、初期登録を行う。この初期登録により、特定機能に対応したICカードのカード情報が腕時計に登録され、初期登録完了。後は腕時計を用いて、ICカー ドと同様に利用できる。

 

腕時計に登録する方法は、3通りある。いずれもアプリにより実行される。

 

  • 登録方法(1) ICカードと対応機器との間で無線通信が行われている時、両者間で送受される信号を腕時計が受信して登録する方法

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  • 登録方法(2) 腕時計が直接、特定機能に対応したリクエスト信号をICカードに送信し、応答信号からの登録する方法
     
  • 登録方法(3) 中継登録機を用いてカード情報を読み取らせ、対応機器から送信される信号とを、中継登録機から無線で取得して登録する方法

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実現のポイント

 

  • 腕時計内に、ICカード又はこれに類する媒体によって実現される特定機能を登録可能である。そして、登録されている特定機能について、腕時計は対象機器に 対し、ICカード又はこれに類する媒体と同様に振る舞える。しかも、腕時計内には複数の特定機能を登録可能である。つまり、異なるサービスの複数のIC カード等の機能が腕時計内に統合されると見なすことができる。
     
  • この腕時計では、ICカード又はこれに類する媒体を用いた非接触通信によるサービスを複数享受する際のユーザの利便性が向上でき、特定機能の登録は、3通りの方法で登録でき、容易に登録が可能である。
     
  • 登録方法(1)では、腕時計としては単に両者間で送受される信号を傍受できればよいため、比較的容易に初期登録を行うことができる。
     
  • 登録方法(2)では、ICカードを実際に対応機器にかざす必要はないため、ICカードがあれば場所を問わず容易に登録は行うことができる。
     
  • 登録方法(3)では、中継登録機という機器は必要ではあるものの、腕時計は、その中継登録機から登録に必要な情報を容易に且つ確実に取得することができる。
     
  • 腕時計は、様々な種類の特定機能を登録することができ、ICカード等の媒体を持つことなく、腕時計のみ所持するだけで、様々な特定機能を実現することができる。


 

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